2010年07月29日
26日のブログ
その長いハサミ脚で雌をやさしく抱擁するテナガカクレエビ。かたや言い寄ってくる別のオスに対しては、「この女はオレのモノ!」とばかりハサミ脚をジャブのように繰り出して、執拗に威嚇し追い払う。雌がその腕を振りほどいて離れようとすると「そっちに行くなよ」と長い手で抱き寄せる。まるで昼メロのワンシーンを彷彿とさせる光景が延々と繰り返されていた、ある日の午後。
フリソデエビという実に優雅な名前をいただいたエビの仲間。ハサミ脚が和服の振り袖に似ているからだという。転石の下に棲息しているのでフリソデエビが見つかるとなるとダイバーが競って石をひっくり返しはじめる。この種の生物を探すノウハウを知らないと手当たり次第に石をひっくり返し、しかもひっくり返したまま元に戻さないのでポイントは荒れてしまう。ダイバーたる者最低のマナーは守ってほしいものである。
Posted by 酒酔鯨 at 08:44│Comments(0)
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