2009年08月30日

大山長瀬の危機

久々に大山長瀬に潜ってきた。
サンゴの美しさは相変わらずで、現在のところ白化現象もオニヒトデの食痕も見られない。
でも気になるのはホワイトシンドローム。
前回見た時よりも明らかに規模が拡張している。
原因不明なだけに対処の仕様がないのが頭の痛い所。

大山長瀬の危機

まずはリュウモンサンゴ系。
前から所々見られたバクテリアの浸食によるホワイトシンドローム。
明らかに羅患したサンゴは増えてます。

そして残念なのが大山長瀬で一番大きなテーブルサンゴ(ハナバチミドリイシ?)

大山長瀬の危機

基盤部位(上のほう)を中心に蜘蛛の子を散らした様に白い部分が目立ちます。

大山長瀬の危機

これわかりにくいですがサンゴの腫瘍(ガン)だと思われます。

大山長瀬の危機

あちこちに飛び火した様にテーブルサンゴの辺縁にも確認されました。
このテーブルサンゴはもう長くないと思われます。
残念です。
人間の様に手術ができればいいのですが・・・・

ブイの近くのトゲイボサンゴ群落にも白班が広がってます。

大山長瀬の危機

リュウキュウキッカサンゴにも魔の手が・・・

大山長瀬の危機

オニヒトデやレイシガイだったら頑張って駆除するんだけど、
ホワイトシンドロームでは手の打ち所がないのでした。
専門家にも相談しつつ今後を見守りたいと思います。



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Posted by 酒酔鯨 at 17:55│Comments(0)環境を考える
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