沖縄ダイビング情報/ゆんたんざ通信

残波灯台下、水深24mのピグミーシーホースがホストとしている名物ヤギ（Muricella plectana）。
本日何者かによって根元からノコギリ状もので切断され、持ち去られているのが発見されました。





切断面はご覧の通り、ノコギリで切断されたことが明らかです。



ヴィアマーレがピグミーシーホースをココで発見して以来、およそ12年に渡って見守り続けたヤギでした。
その間、全くピグミーシーホースが見られなくなった一時期もありましたが、必ず戻ってきてくれました。
最近では極小の個体のみになっていたためそろそろ見頃の大きさに育ってくるのではないかと期待していた矢先の出来事でした。
ピグミーシーホースのみならず、ホシゾラワラエビやコシオリエビ、カクレエビ等、たくさんの生物が住処として利用していたヤギでした。



特に水深30mより浅い所でピグミーシーホースが見られるポイントは極めて稀で、ディープダイビングの範疇に入らないエリアでピグミーシーホースを観察できる貴重な貴重なヤギでした。
ウチだけに限らず、残波岬を利用するダイビングショップが必ずゲストを案内するポイントだったでしょう。
ここでピグミーシーホースの写真を初めて撮ったというダイバーも数多くいるでしょう。
そんな貴重なヤギはたった一人の極悪人によって、蹂躙されました。
海水魚取引のブローカーでしょうか？マニアなアクアリストかもしれません。
このような行為をする人間を自分は絶対に許す事ができません。
この数日間に残波岬でダイビングをしていた不審人物を見かけた方がいらっしゃいましたらぜひ情報をお寄せください。